震災慰霊広場「祈りの杜」プロジェクト

東日本大震災により甚大な被害を受けた石巻市に「祈りの杜」という小さな慰霊広場をボランティアでつくりました。

 

 

 

 

被災直後の門脇小学校

 

 

 

 

 

・ひとりになること/つながること

祈りの杜には、胸の高さぐらいに刈り込まれた植込みをつくりました。その間に腰を落とすと、外の世界からは少し囲われた感じになり、ひとり落ち着いて祈ることが出来るのです。そして、立ち上がればまた戻れます。自らと向き合あい祈ること。開かれて社会と繋がるということ。単純に上下する所作が繰り返されることで、心の安息が訪れることでしょう。


・上空へ「やすらかに」のメッセージ
インド哲学や仏教、キリスト教などには、共通して「天」という考え方があります。亡くなられた方々は「天」に昇って、上のほうから見ているということです。慰霊広場である「祈りの杜」では、その「天」に向けて、メッセージを送ろうとみんなで考えました。メッセージの言葉は、「やすらかに」。上空からでも読み取れるように、言葉をモールス信号に置換えて、協賛頂いた敷石の配列しています。地上の皆さんのこころが、天に届くようにと願いを込めてつくられました。

たくさんのご協力によりつくられました。

協賛いただいたもの

白い舗装石70㎡

伊達冠石14㎡、ベンチ3台、献花石、石碑


イヌツゲ 200株

月桂樹 20株
協賛いただいた仏像
被災した仏像
仙台石砕石 20袋