House-R

独身のクライアントが通勤の便を求めて取得した、商店街に隣接する敷地。そこに40余年建ち続けてきた、いわゆる昭和の文化住宅の架構と外壁を再利用している。建物としてのヴォリュームはそのままに、新たにつくりかえた床・壁・天井と開口の操作によって空間の再構築を行った。

不安定な外周を固めるために窓は最小限に抑え、かわりに屋根からの光が建物を横断して大きくとられている。内部を長手に分ける壁を棟に沿って立ち上げ、トップライトとの交差を重ねて繋がる長細い連続形の空間とした。この連続する内部空間は、降り注ぐ陽光の傾きによってその様を変え、質感の異なる部材の表情と相俟って、一様でない道空間の延長として見立てられている。

池村圭造

[写真は全て中川敦玲撮影]

HOUSE-R
東京都世田谷区
2008

主要用途 専用住宅
用途地域 近隣商業地域
敷地面積 40.80㎡/12.3坪
建築面積 28.56㎡/8.6坪
延床面積 53.59㎡/16.2坪
各階面積 1階28.56㎡ 2階25.03㎡
構造 木造
規模 地上2階